「生きる根っこが育つ保育園」

 やまのこ保育園は、芝生の園庭と自然がいっぱいな保育園です。子どもたちは園庭を駆け回り、築山に登り、四季の移り変わりを感じながら元気いっぱいに園での時間を過ごしています。雪のように舞い降りてくる桜の花びらや、草陰から現れるバッタ、散歩で見かけるカエル、畑に実る野菜、雨上がりの水溜り。それら全てが、子どもの五感を刺激します。豊かな保育環境の中で、好奇心とやりたい気持ちを膨らませ、それまで知らなかった世界に出会い、お友達と出会い、そして自分自身と出会っていきます。

 保育者は、子どもたちの好奇心や挑戦したい気持ちを大きく膨らませる刺激を提供し、子どもが安心して失敗しながら学んでいくことを支えます。やりたい気持ちに導かれ、失敗しても何度も挑戦し、ついには出来るようになる楽しさを体験した子どもは、自分の気持ちを大切にする「自尊感情」や、自分で工夫して物事に取り組んでいく「生きる力」を身につけていきます。

 子どもの脳は吸収力が高いので、ひらがなや計算など、知的な学習に取り組めば、それなりにできるようになります。しかし、生きることの根っこを育てる大切な幼児期に、小学校に入ってからでもできる知的学習に取り組み、「やりたくないことをさせられる」体験をたくさんして欲しくはないのです。遊びを通して生きる根っこを育てる。小学校以降の学習を支える「心も体も健康で、好奇心と生きる力に満ちた子ども」を育てる。それがやまのこ保育園が大切にしている保育です。

                             (理事長  岡田 健一)

「毎日がたのしいと思えて生き生きと過ごせる環境を」

  ご入園、ご進級おめでとうございます。園庭の草花たちも、新たな生活のはじまりをお祝いしているかのようです。子どもたちは、慣れない初めての保育園や新しいお部屋に戸惑いを感じていることと思います。保護者の皆さまも、朝のお別れは大丈夫かしらと不安に思われている事でしょう。泣かれると、とてもつらいですよね。でも、子どもたちの”泣き”は、長くは続かず自分たちの興味、関心事や楽しい活動に向かっていきますので、どうぞご安心ください。職員みんなで、ゆっくりと見ていきたいと思います。

 私は、一昨年の10月に、やまのこ保育園に参りました。やまのこの子どもたちの姿には、とても感動しています。気持ちのやさしい子どもが多く、「ありがとう。」の言葉に心が和みます。また、しっかりと大人の話しを聞く姿、集中して遊ぶ姿は、とても大事な力だと思いました。

 造形展では、感性の豊かさを感じます。これは、自然に囲まれた環境と日常的に繰り返される保育園生活の中で、自分で生活を見通し、主体者となって過ごす力が育まれているからだと感じています。前園長に代わり、業務を引き継がせて頂きますが、「乳幼児期の育ちには、日常こそがたいせつ」というやまのこ保育園の方針を大事にしながら、どの子も自分らしく伸びていけるように運営してまいりたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

                               (園長  勝野 享子)

保育方針~こんな子どもを育てたい~

心も体も健康で明るい子ども

 きれいな水と空気、そして緑豊かなこの環境の中で遊び、生活ができることは子ども達にとってなんと幸せなことかと日々実感しています。

 たっぷり食べて、たっぷり遊んで、たっぷり眠ることで健康な身体づくりをしていきたいと思っています。仲間と笑いあって、しっかりと身体を動かして遊び込みながらも心も豊かに育ちあってほしいと思っています。

 

 

自分のことが自分でできる意欲に満ちた子ども

 子どもは自分のことを自分でできるようになることがうれしくてたまらないのです。

 はじめは大人から援助してもらいながら、だんだんと自分でできるようになり、自身がもてるようになった子どもは、まわりの友だちや大人たちへ関心を広げ、社会への関心へも高まりその一員としての基礎を育てていきます。

 

 

自然に親しみをもち感じる心が豊かな子ども

 好奇心いっぱいで、見たがりや、やりたがりやの子どもたちは考える力も育ちます。

 保育園のまわりには自然がいっぱい。虫も草も木もみんな子どもと友だちです。自分の目で見る、さわってみる、においをかぐ、音を聞く、味わってみるなど五感を使っていろいろな体験をくぐらせたいと思っています。

 

 

自分が好きで人が好きな子ども

 自分のことをわかってくれる人と関わる中で安心して自分を出し、大好きな大人や仲良しの友だち、周りの人たちとの関わりのなかで子どもは《自分》を発見していきます。そして、笑いあったり、要求のぶつかり合いでけんかをしたりしながら《自分は自分でいいんだ》という自己肯定感が育ちます。

 自分を好きになり、たくさんの人を知り、人を好きになり、その人を思いやり、考えたり行動できる子どもを育てたいと思います。

 

 

自分で考え判断する力をもち、表現力豊かな子ども

 子どもたちはいろいろな方法で思いを表現し伝えようとしています。話に耳を傾け、その思いをわかってくれる相手がいれば、もっともっと伝えたくなります。対等な関係づくりと対等な話し合いをくぐって、自分で考え判断する力を育てていきたいと思っています。