ご入園・ご進級、おめでとうございます

 園庭の桜が満開の中、新しい年度がスタートします。新しく入園される園児とその保護者のみなさまは、大きな希望と少しばかりの心配を胸に、この日を迎えてらっしゃることと思います。

また、昨年度より引き続きやまのこに在園される園児とその保護者のみなさまは、1年間の子どもの成長を実感するとともに、新しい1年の始まりを楽しみにされていることでしょう。職員一同、子どもたちの安心・安全でワクワクする保育園生活を支えていきます。

 

 就学前の子どもにとって、家庭と保育園は、どちらも大切な生活の場です。送迎の際の立ち話や

必要に応じておこなう個別の面談、園だより等、さまざまな機会を通して、日々のお子さんの様子や成長の喜びを共有できればと考えています。一人ひとりのお子さんが、「今日も楽しかった!」、「明日はこれをしたい!」と感じながら幼少期を過ごせるよう、保護者と園職員が力を合わせていければと願っています。

 

 やまのこ保育園では、文字や計算など、小学校以降に身につける学習内容を先取りする保育は重視していません。生活や遊びを通して、その後の健康な生活の基礎となる生活習慣の習得と、人生を伴にする自分の身体づくりを重視しています。また、大人や保育園のお友達とのかかわりを通して自分が愛され大切にされていると実感することや、上手くいかないことでも自分の思いを伝え合う中で解決できること、難しいことでも粘り強く取り組むことで達成できるようになることを重視しています。心身が整い、自分が好きで他人を信じることができ、努力が実を結ぶことを実感している子どもは、小学校以降の学校生活や、大人になってからの社会生活・家庭生活でも、きっと力強く

自分の道を歩んでくれるでしょう。

 

 保護者のみなさんと力を合わせながら、一人ひとりの子どもの「生まれてきてよかった!」をたくさん作っていきたいと願っています。                            

(理事長  岡田 健一)

 

子どもも大人もみんな一緒に成長したい

ご入園、ご進級おめでとうございます。

今年度は、25名の園児が仲間入りです。全員で104名の園児と職員28名でスタート致します。

保育園では、進級の子どもたちも4月に突然新しい環境になるのではなく、2月・3月と順次に子どもの状況を見ながら進級しています。新入園児のお子さんたちも、徐々に慣れていってほしいですね。園では、何でも話せて、みんなが安心して過ごせる環境づくりをめざしたいと思っております。わからない事は、いつでもお尋ねください。

 

2年間は、新型コロナウイルス感染症に翻弄された毎日でした。突然、中止せざるを得ない行事があったり、保育の見直しをしないといけなかったり、説明が不足した事もあったかと思います。しかし、子どもたちは、制約のある中でも、繰り返される毎日の活動の中で、笑顔で過ごし色々な力をつけました。これも保護者の皆さんの保育方針へのご理解のお陰です。

 

今年度は、状況を見ながらではありますが、もう少し保育を語り合える場やご一緒に学び合える機会を作っていけたらと思います。やまのこ保育園は、今年で、認可20年目を迎えます。

 また、園には、開園当初から保護者の交流や学びを大切にしてこられた保護者会活動があります。保護者の皆さんとともに、私たち職員も学びを大切にしながら、子どもたちとともに成長してまいりたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。 

                               (園長  勝野 享子)

保育方針~こんな子どもを育てたい~

心も体も健康で明るい子ども

 きれいな水と空気、そして緑豊かなこの環境の中で遊び、生活ができることは子ども達にとってなんと幸せなことかと日々実感しています。

 たっぷり食べて、たっぷり遊んで、たっぷり眠ることで健康な身体づくりをしていきたいと思っています。仲間と笑いあって、しっかりと身体を動かして遊び込みながらも心も豊かに育ちあってほしいと思っています。

 

 

自分のことが自分でできる意欲に満ちた子ども

 子どもは自分のことを自分でできるようになることがうれしくてたまらないのです。

 はじめは大人から援助してもらいながら、だんだんと自分でできるようになり、自身がもてるようになった子どもは、まわりの友だちや大人たちへ関心を広げ、社会への関心へも高まりその一員としての基礎を育てていきます。

 

 

自然に親しみをもち感じる心が豊かな子ども

 好奇心いっぱいで、見たがりや、やりたがりやの子どもたちは考える力も育ちます。

 保育園のまわりには自然がいっぱい。虫も草も木もみんな子どもと友だちです。自分の目で見る、さわってみる、においをかぐ、音を聞く、味わってみるなど五感を使っていろいろな体験をくぐらせたいと思っています。

 

 

自分が好きで人が好きな子ども

 自分のことをわかってくれる人と関わる中で安心して自分を出し、大好きな大人や仲良しの友だち、周りの人たちとの関わりのなかで子どもは《自分》を発見していきます。そして、笑いあったり、要求のぶつかり合いでけんかをしたりしながら《自分は自分でいいんだ》という自己肯定感が育ちます。

 自分を好きになり、たくさんの人を知り、人を好きになり、その人を思いやり、考えたり行動できる子どもを育てたいと思います。

 

 

自分で考え判断する力をもち、表現力豊かな子ども

 子どもたちはいろいろな方法で思いを表現し伝えようとしています。話に耳を傾け、その思いをわかってくれる相手がいれば、もっともっと伝えたくなります。対等な関係づくりと対等な話し合いをくぐって、自分で考え判断する力を育てていきたいと思っています。